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遍照寺の住職と副住職が日々の出来事や境内の花情報を綴ります。

住職のひとりごと

住職のひとりごと 2015年6月18日に公開

桔梗咲きだしました

早生咲きのアポイ桔梗(北海道アポイ岳日高山脈の南端にある山,標高810m)産の矮性タイプのキキョウにつけられた俗称)が、例年よりも10日程早く一気に咲きだしました。 毎年の事ながら青紫の色に引き込まれて心が洗われます。 背丈の高い桔梗も例年よりも早く咲きそうです。 境内全体が桔梗一色の満開は、来月早々ではないかと想像しています。 満開を目指してのお越しは、このホームページでもお知らせしますが、電話でお問い合せ下さい。 遍照寺ご本尊11面観世音菩薩の分身として、更に吉を招いて幸運を運んでくれる桔梗花、静かに座して異空間で悠々してリフレッシュして下さい。 桔梗の花を引き立てる杉苔も桔梗の花も午前の時間が早いほど綺麗です。 気温の上昇と共に変化をして疲れの様相を示します。 今年もホトトギスが、私たちに語りかけてくれます。 それも暑くならない10時頃迄です。 昼間の暑いときは、休憩されます。 ホト

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住職のひとりごと 2015年6月1日に公開

早い成長 桔梗の花が早く咲きそうです

最近の高温に誘われて早咲きのアポイ桔梗の一番花が、今にも咲き出しそうになっています。 例年、6月20日頃から咲き出して、7月10日頃が満開となりますが、余り早くならないように願っています。 今後は、このページで開花状況をお知らせいたしますのでご覧下さい。 今、境内では、クガイソウ・ソケイ・リョウブ・大山蓮華・紫ホタルブクロ・雪の下・源平菊が咲いています。 (写真 上:つぼみをつけた桔梗、下:クガイソウ) お陰様に生かされる私たち 写真<おかげさま>の額は、京都在住の某氏が奉納されました。 可愛い桔梗があしらわれています。 いつも参拝の皆様の目に触れ易い所に置いています。 声に出して読まれるお方・じっと眺めて感じ入っておられるお方など様々です。 お陰様の言葉が段々と死語になり、日常会話から消えつつあります。 素晴らしい言葉だと思いませんか。 私たちが存在する様を端的に表しています

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住職のひとりごと 2015年5月17日に公開

早くも笹百合が開花

(写真:上から笹百合、大山蓮華、カキツバタ)   桜に見とれ春花にうきうきしていたのが、つい先日のように思えますが、今や緑は深まり、暑さ夏日の如くです。 緑風の日々、花に魅せられて安らぎに救われて寺務に励みようやく大きな年中行事を終えてホットしています。 今は、庭の管理に励み来月の句碑除幕式と第2回桔梗俳句募集の準備をしています。 笹百合が開花しています。早めにお越し下さい。 境内では、ツツジ・白雲木・エビネ等の花が終わり、桔梗も元気よく成長し、大山蓮華・カキツバタが咲いていますが、今日、笹百合が開花しました。 平年より一週間以上早く咲きました。 笹百合の香りが、間もなく境内の王様となり、その存在をアピールします。 猪に荒らされ少なくなりましたが、40株程が花を付けています。 復活には、時間がかかります。 小さな芽は沢山出ていますが、花を付けるには3年以上はかかります。

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住職のひとりごと 2015年4月18日に公開

花に導かれてリフレッシュ

長らく失礼いたしました。 花の開花に心身共に目覚めてエネルギッシュになって来ました。 野山の新たな芽吹きに心洗われこの上ない心地よさを感じます。至福!何時何時までもと願いますが、間もなくこの景色も変わり、新たな装いへと移ろいます。自然の摂理、我々の日々そのものです。 来る日も来る日も前を眺めて、時には足跡を確かめながら体力に合わせて今日も歩みます。 境内では、たわわになって咲いた桜も終わり、垂れから八重桜に移り、色々な花が咲いていますが、間もなくツツジが咲き出します。 桔梗の新芽が例年よりも早く出て来ました。 今は、楠・椿・モチ等の常緑樹の落葉の最中です。桔梗の新芽を踏みつけないように掃除に明け暮れます。 ある老僧が言いました。 落ち葉を見て、今日も運動させて頂ける事に感謝していると。 私は、そこまで達観できませんから時には、ぶつぶつ言いながらしています。 でもお参りにお見えになるお方を想

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住職のひとりごと 2015年2月18日に公開

梅ひらくこころの起伏しづかなり  広瀬直人

寒い冬でしたが、程々の雪景色に心地よさを覚えながら、そこまで来ている春光を待ち望んでいます。 間もなく早春の代名詞「梅」の季節です。境内には、3本の梅があり、いよいよ春花のスタートです。 梅花を眺めながら、日々、揺れ動く心が癒されていきます。花には花の偉大な力があり、私たちに生きる力を与えてくれます。 私たちにはも、私たちそれぞれに多様な力が備わっています。 花と同じように最後までそんな存在でありたい。

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住職のひとりごと 2015年2月9日に公開

平成26年遍照寺俳句入選発表

春の香り漂う頃となり、寒い遍照寺も温もりに覆われて来ました。 大変お待たせいたしました。 昨年、投句頂いた作品の入選発表を致します。ホームページをクリックしてください。 220人の皆様から580に近い俳句を寄せて頂きました。応募に応えて頂きました皆様に有難く感謝を申し上げます。 素人ながら、俳句の奥深さを感じ、言葉の素晴らしさに感嘆しています。俳句の一句一句に詠まれるお方の人間性がにじみでて癒されます。 桔梗と俳句の競演に更なるパワーを頂きます。 当分の間、俳句募集を続けます。是非、一度お訪ね頂いて寺景に触れて下さい。 桔梗大賞の句碑除幕式・入選受賞式は、桔梗の花咲く頃に予定しています。 いよいよ、春を迎えパワーアップして行きましょう。      

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住職のひとりごと 2014年11月21日に公開

俳句募集締め切り迫る

桔梗吟行のいざないとして俳句の募集をしていますが、締め切りが迫って来ました。 締め切りは、11月30日です。投句の予定をされているお方は、早めにお送り下さい。 現在、送られた来た俳句の整理をしていますが、素晴らしいなと思う作品が沢山あります。 又、皆様の感性の豊かさに感心させられ唸っています。 新年1月末には大賞等の発表致します。 来年度も募集を致しますので宜しくご応募して下さい。 紅葉から冬の装いへ 山々の紅葉も終盤に入りました。境内のモミジが落葉を始める中、植木の雪吊作業が始まりました。 雪から植木を守るため大切な作業です。近年、温暖化で雪が重たくなり枝が折れるようになりました。 遍照寺の花も石蕗・モミジを以て終わり、借景と共に一気に冬の装いへと移ろいます。 先日、築山に残っている笹百合の種を集めました。 いつもは、自然の姿で発芽を待っていますが、思うように増えません。 そこで、昨年よ

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住職のひとりごと 2014年10月7日に公開

石蕗(ツワブキ)が咲き出しました

秋の深まりと共に花が少なくなる中で、鮮やかな黄色い花を付けるツワブキは、貴重な花です。 例年、10月中頃から咲き出す花ですが、月初めから咲き出しました。 秋海棠(シュウカイドウ)もそうでしたが、半月早い開花です。 不順な気候による早い秋の訪れでしょうか。。 境内、全体が石蕗一色になります。 11月初旬迄咲いてくれることを願っています。 石蕗は、“蕗„という字を用いますが、蕗の仲間ではなく<キク科>の植物で、葉っぱが蕗に似ていて艶があるから <つやばぶき>が転じて<つわぶき>になったそうです。 葉っぱは、塩ゆでにして食すると美味しいと言われています。 これから初冬にかけて海岸線のあちこちで見かけます。   洗心 神社仏閣は、心のクリーニング装置です 秋は、落ち葉の季節となり、毎日のように掃除をしなければなりません。 お寺は、秋だけではなく春は春の落ち葉があり、草も茂り年中庭の手入れ

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住職のひとりごと 2014年9月10日に公開

いよいよ秋本番 朝露が魅力的です

″白露を迎え、ひんやりとする朝に暑い夏をへた心地よさを感じます。 朝、6時に大鐘を突く手がひんやりとし、秋の深まりを体感します。 境内では、桔梗の花は残り少なくなり、シュウカイドウとタマノカンザシが満開です。 露に濡れた草花は、元気一杯を猛烈にアピールして私たちにの心に潤いをプレゼントしています。 お米の収穫が始まり、田んぼは丸裸となり景色が一変して寂しさが漂います。でも来年へ向けての一歩だと思えば明るくなります。 ポジティブ(前向き、積極的) ネガティブ(否定的、消極的) 今、よく耳にする言葉です。日本語では日常的に使われていますが、外国語となれば妙に響きが違い言葉に力を感じます。 昨夜、寺院情報誌を読んでいました。 徳島県のある老人ホームで活躍される住職が紹介されています。 お年寄りと対話をする中で、″おかげんどうですか″と聞くと、″私ゃ腰が痛うて足が痛うて″と痛いところばかり数えるお

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住職のひとりごと 2014年8月25日に公開

花情報

今、開花中の花 桔梗・秋海棠(シュウカイドウ)・タマノカンザシ(ギボウシ属)・女郎花(オミナエシ)・高砂百合などです。 桔梗は、2番花が咲き出しています。天候不順ですが、9月には、花も増えて来ると思います。雨による葉の傷みが気がかりです。 秋海棠は、次々に花を付け見頃が近づいています。植えだして3年目となりかなりのボリュウムが出てきました。 タマノカンザシは、ギボウシの一種で甘く強い芳香があります。夜に開いて明日には終わてしまう一日花ですが、純白の花は、私たちの心を揺さぶります。 (写真)上:秋海棠 下:タマノカンザシ 心配するな、大丈夫、なんとかなる 皆さん、寝付けない夜がありませんか。悩みに頭がさえて朝を迎える事もあります。 今日は、一休さんの有名な言葉を紹介します。 一休さんは、漫画にもなったように室町時代の禅僧で、将軍足利義満とのトンチ話(屏風の虎)が有名です。 又、臨終の言葉が「

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