秋海棠の名前の由来は、秋にバラ科の海棠(カイドウ)に似た花を咲かせることからつけられました。
(花の咲き方が面白い)
秋海棠は雄花と雌花のそれぞれを同じ株につける「雌雄異花同株」といわれる種類の植物です。そのため、花の咲き方が少し変わっています。
まず、葉の脇から細い花柄を伸ばし、その先に花径3㎝ほどの花を咲かせます。これは雄花で、4枚の弁があり、中心の黄色い雄しべが綺麗なコントラストを作り
出します。
雄花が次々と咲いた後に、雄花より小さい5枚の弁を持った雌花が下向きに咲きます。雄花のように全開になって咲くことはありませんが、雄花とはまた違った可
憐な姿を見せてくれます。
次々と咲くお花を見比べて楽しむのも楽しいですね。
花が終わるとむかごをつけ、それらがこぼれ落ちて発芽して株を増やします。冬の間は地上部は枯れてしまいますが、春にまた芽吹き出します。
身近な野菜であるキューリ・カボチャ・スイカも「雌雄異花同株」の類だそうですよ。