桔梗・シュウカイドウの花が終わり、境内は、今、ツワブキの花が咲き揃って来ました。
ツワブキは、山頭火が愛した花としても有名ですが、花の少ない秋の庭で、すっきりとした黄色い花を付けてひときわ目立っています。
今年は、全ての花が早くから咲きだしており、ツワブキも今月末には、終わるかも知れません。
11月になれば、6日よりマツバガニが解禁となり、香住の街は賑わいます。
そのカニのお客様に癒しの一時をお過ごし頂きたくツワブキを植栽していますが、今年は、花の時期が速まりそうです。
でも、お寺の雰囲気は、一服の癒しそのままです。
どうぞお参り下さい。
『高野山町石道を歩きます』
昨秋、小豆島88ヶ所霊場を徒歩で巡拝をいたしましたが、まだ高野山への、お礼参りが済んでいません。
今は、車ですから簡単に済ませる事が出来ますが、それでは大きなお陰も頂けません。
そこで、かねてから暖めていた、高野山町石道を辿って奥の院へお参りする事と致しました。
メンバーは、昨秋同様小豆島巡拝の同行4人です。
先日まで大河ドラマの拠点になっていました九度山町にある慈尊院をスタートして高野山大門までの山道20㎞を歩き、更に奥の院まで
3㎞の行程です。ゆっくりと歩こうと思いますが、8時間位の予定です。
高野山にお大師様を訪ねる母ですが、女人禁制であったため立ち入ることが出来ずに留まられたところが、今の慈尊院です。
お大師様は、月に9度高野山を下山して母を訪ねられたと言われており、それが九度山の由来となっています。
その道は、一町毎(約109㍍)に案内の印として石塔が建てられ、世界遺産に指定されています。
11/25日に前泊して26日朝7時30分頃から登山し、夕方、電車で下山致します。
6月以来の足の捻挫が今ひとつ思わしくなく、一抹の不安のある旅ですが、お大師様に導かれてお参り出来るものと信じて参ります。
来年は、2月にインドへお釈迦様の6大聖地を訪ねます。
更に5月中頃に、奈良県の修験道のお山「大峰山」(1,700㍍)にある「大峰山寺」へお参りを致します。
年を取ってくると「終活」で気ぜわしくなってきます。
終活は、入棺体験ではありません。
遺言の書き方を習うことではありません。自分のお墓を造ることではありません。
人生にし残しがないようにすることです。
元気なうちにし残しの整理をして出来ることを致しましょう。